秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

PARK-いきるとつくるのにわ
Public, Arts & Research Kitchen

2022年にスタートし、秋田に暮らす人々やクリエイター・専門家が交わり
多様な活動を展開するプロジェクト
「PARK – いきるとつくるのにわ (Public, Arts and Research Kitchen)」。

庭は、さまざまな植物や生き物などが交わりあいながら存在しています。
「PARK – いきるとつくるのにわ」では人やできごとが出会い、
創造的な活動の芽が育まれ、
表現や創造性に満ちた瞬間となって実を結び、
文化の種となって街に環っていく、
そのように秋田の文化をたがやしていくことを試みます。

あなたもこの庭で、新しい種を見つけ、一緒に育て始めてみませんか。


4つのプログラム


観察する(クリエイターによるリサーチと表現)

つくることを日々実践し、日常の暮らしをユニークな視点で観察しつづける県内外の3組のクリエイターを招き、秋田市中心市街地を拠点としたリサーチと作品制作(プロジェクト)を行います。

参加クリエイター

アウトクロップ/映像プロダクション、ミニシアター
:この町、シネマ。

「見えない物語を魅せる」をスローガンに映像制作やシネマ運営を行うアウトクロップ・スタジオが、映画を語る空間を秋田市に復活させるプロジェクト「この町、シネマ。」を実施。秋田に暮らす様々な人たちの声や「この町」に残る記憶を辿りながら、「この町」と「映画」にまつわる新たなドキュメンタリー映像『おかえり有楽町』を制作、発表しました。展示期間中は会場内で上映会を行ったほか、AL☆VEシアターでの上映後には国際交流基金映像事業部の玄田悠大さんをお招きしてトークを行いました。
活動内容

身体0ベース運用法/安藤隆一郎
:山のホームセンター木の岐編

「ものづくりの視点」から「もの」との関わりによって生まれる身体の感覚、運動機能を「0」から見直す安藤隆一郎のプロジェクト。年に数回秋田を訪問し、自ら森に入って道具作りの素材集めをしながら、自然物を用いた民具や農具などをリサーチ。二股以上に分かれた木の枝で作られる「木の岐(きのまた)」と呼ばれる民具をヒントに新しい道具を製作し、自然との関わり方を提示しました。展示期間中には市民が木の岐をつくるワークショップを開催し、最終的に安藤オリジナルの焼印を施す「仕上げの会」を実施しました。
活動内容
▷作品レビューはこちら

わいないきょうこ/デザイナー、やぶ前
:​​かならずやおいしい ノ 定点観測 Yes! It’s will be fu○○ing delicious !! Our way of observation

美郷町を拠点に活動するデザイナーのわいないが、世界の多様な食文化と秋田の風土が生み出す先人の知恵を掛け合わせながら、雪国の食材貯蔵技術である「雪室」を制作。雪室の構造や気象、食材などの視点で勉強会を重ね、千秋公園内に実際に設置し、保存食の制作を市民と共に試行しました。展覧会最終週にはその雪室を開封し、多くの方々と熟成された食材を味わいました。
活動内容

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出会う(新しい知識や技術と出会うトーク&ワークショップ)

私たちにとって身近な食や農業、生活、表現をテーマとした全5回のトーク&ワークショップを実施し、頭と身体の両方を使いながら新しい知識や技術と出会います。

▶︎PARK的・五感で味わう 秋田の秋 -視・聴・嗅(きゅう)・味・触 -」
日時|9月18日(月・祝) 14:00-16:00
会場|秋田市文化創造館 スタジオA1
登壇者|手塚美希(紫波町図書館 主任司書)、わいないきょうこ(デザイナー/やぶ前)
▷開催レポートはこちら

▶︎ほったらかしを活かす技術:放置された柿の活用法から学ぶ
日時|10月8日(日) 14:00-16:00
会場|秋田市文化創造館 スタジオA1
登壇者|柿木崇誌(畑がない農家)、藤浩志(美術家 / 秋田市文化創造館館長)

▶︎「この町、シネマ。」映画サミット
日時|10月22日(日) 14:00-16:30
会場|ヤマキウ南倉庫
登壇者|シネマ・デ・アエル(岩手県宮古市)、御成座(秋田県大館市)、アウトクロップ

▶︎山のホームセンター入門編〜素材採集の土産〜
日時|10月28日(土) 14:00-16:00
会場|秋田市文化創造館 スタジオA1
登壇者|𠮷田勝信(デザイナー)、安藤隆一郎(染色作家)

▶︎生業を起こす、表現を編む
日時|2024年1月27日(土)14:00-16:30
会場|秋田市文化創造館
登壇者|山下陽光(途中でやめる)、蛇谷りえ(うかぶLLC)、佐々木大地(DPRTMENT SKATESHOP PARK)
モデレーター|服部浩之(キュレーター)

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育む(秋田で暮らす人々が手を動かしつくることを実践する場

\プロジェクトメンバー募集!!/

野菜栽培や観察に取り組みながら、食と結びつく様々なテーマについて学び合います。専門家やプロジェクトメンバーと関わり活動することを通して、感性と知性を刺激し、一人ひとりの「生きる」に役立つ力を育みます。

野菜栽培の様子
マルシェ出店の様子

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残す(表現や活動を未来に継承するためのアーカイブ

「観察する」「出会う」「育む」の取り組みを、クリエイターやイベントゲスト、プロジェクトメンバー、秋田市文化創造館を訪れた人など様々な人たちの目線で記録し、文化創造館内やウェブサイトにて公開します。表現や活動をその場限りのものとせず、次の活動へ繋がる種として未来へ継承することを試みます。

【PARK-いきるとつくるのにわ 展覧会「交わるにわ、創造するキッチン」】
会期:2024 年1月20日(土)〜2月4日(日)
会場:秋田市文化創造館ほか
▷展覧会レビューはこちら

展覧会会場風景

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▶︎2022年度の活動はこちら

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○問い合わせ先
秋田市文化創造館(NPO法人アーツセンターあきた)
電話:018-893-6424
メール:park@artscenter-akita.jp

主催|秋田市
企画・制作|NPO法人アーツセンターあきた(芦立さやか、藤本悠里子、勝谷俊樹)、山本美里
令和5年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業


※本事業は、秋田市「文化創造プロジェクト」の一環として実施しています。秋田市では「文化創造プロジェクト」を通して、市民による様々な活動や、人と人とのつながりを創出するなど、芸術文化を切り口に将来のまちづくりを見据えたソフト事業やネットワークづくりに取り組んでいます。

※新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、変更・中止となる場合があります。ウェブサイトで最新の情報をご確認ください。

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