レポート

Aokidプロジェクト「あときとた」どうぶつえんin千秋公園
開催レポート

ダンサー・アーティストのAokidさんが12月の公演に向けて、秋田に暮らす人々を巻き込んでいくプロジェクト「あときとた」。
その一環として、9月18日にパフォーマンスイベント「どうぶつえんin千秋公園」を開催しました。

「どうぶつえん」とは、Aokidさんが主催するパフォーマンスイベントです。
2016年に東京の代々木公園で始まり、これまでに15回開催してきました。ダンサーやミュージシャン、彫刻家など、さまざまな分野の発表者が公園の中を周回しながら、それぞれが選んだ場所で作品やパフォーマンス、ワークショップ、作品未満の実験などを試していきます。
vol.16となる今回は、文化創造館の裏手にある千秋公園を舞台に開催しました。

目次
①演奏（Aokid）
②おどり（日比野桃子）
③目を瞑って想像するワークショップ（Aokid）
④誘導するワークショップ（Aokid）
⑤パフォーマンス（Aokid、日比野桃子、村田葵）
⑥占いワークショップ（虻川彩花）
⑦パフォーマンス（銅ふたろ）
⑧エンディング曲（秋山卓登）

14:00、文化創造館1階に集合。
参加者と発表者が入り混じっています。

文化創造館から千秋公園に向かいます。

千秋公園に到着しました。広けた原っぱがあり、ここからスタートするようです。

①演奏（Aokid）
最初の発表者はAokidさん。オープニングアクト的に演奏をしました。
始めは石や草を手にとり、少しずつこの千秋公園という場所自体を触るように、音を出し始めます。

しばらくするとギターを手に持ち、演奏を始めました。

②おどり（日比野桃子）
以前、荒悠平さん（ダンサー）と制作した”移動1”という作品の続きとして、”移動2”をみんなでやってみるという内容。

▼”移動2”の手順
・紙ヒコーキを飛ばす。
・紙ヒコーキのとこまで60歩をかけて歩く。
・その途中で各自のタイミングで膝をがくっと曲げる。手をパチンと一度叩く。

紙飛行機は思うようには飛ばず、手前に落ちすぎたり、遠くに行きすぎてしまったりしていました。
しかし、60歩かけて到達しなくてはならないので、回り道をしたり、大股で歩きます。
膝を曲げる、手を鳴らすアクションも、示し合わせたタイミングではないはずなのに、どこか連帯感のようなものを感じました。

③目を瞑って想像するワークショップ（Aokid）
噴水が見える場所にやってきました。
ここでもAokidさんのワークショップが行われます。

Aokidさん以外の参加者は目を瞑り、手のひらを前に出します。
そこにAokidさんが石や砂を触れさせていきます。

Aokidさんが昔話をするように語りかけます。
参加者は池の水になっていく、そして過去の池で人間と出会う。そして、人間からある形を教えてもらう。

参加者は想像を巡らせたあと、教えてもらった形を地面に書きました。それぞれの形を教えてもらったようです。

④誘導するワークショップ（Aokid）
少し移動し、また開けた場所に来ました。
2人1組になり、前方の人は目を瞑って歩き出す。後方に立つ人は、前の人がぶつからないように最低限の誘導を肩にタッチして行います。
さらに落ち葉を手に持たせたり、枝を折る音を鳴らしたりして、様々なことを経験させるワークでした。