秋田市文化創造館

レポート

「未来の生活を考えるスクール」第14回開催レポート
アニマルズ、ヒューマンズ、アスレチック

日時:2023年9月17日(日)14:00〜16:30
ゲスト:Aokidさん
主催:秋田市文化創造館

新しい知識・視点に出会い、今よりちょっと先の生活を考えるレクチャーシリーズ、「未来の生活を考えるスクール」。第14回では『〜になるためのトライアル』の一環として、ダンサー・アーティストのAokidさんを招き、これまでの活動を紹介するレクチャー・パフォーマンスとワークショップを行いました。

イベントはAokidさんのパフォーマンスからスタート!Aokidさんによる声や歌、イラストなどを織り交ぜたパフォーマンス。まるでしりとりや連想ゲームのようにさまざまなことが心地よくつながっていきます。

続いてAokidさんによるレクチャー。秋田で開催する「どうぶつえん」という屋外イベントや映像を使ったパフォーマンスについてなど、内容は盛りだくさんです。

秋田でのリサーチ報告がパフォーマンスへとつながっていきます。

Aokidさんにとっては、何かを説明すること自体もパフォーマンス。最後に踊った「浜辺の歌」は秋田出身の作曲家「成田為三」によるもの。秋田の方ならご存知の「秋田県民歌」を作曲した作曲家です。

終了後にはフィードバックを経てワークショップがスタート。

Aokidさんが見せたパフォーマンスを今度は全員でやってみます。

皆で声を出したり、箱を叩いたり、Aokidさんの指揮で踊ったりと、とてもいきいきとしている姿が印象的でした。パフォーマンスはまるで人間が言葉を覚えて進化をしている過程を見ているかのよう。今回は全員でまとまって表現することを試みましたが、今度は一人ひとりの表現にスポットを当てていくことになりそうです。当日の様子は映像でもぜひご覧ください!

今後の予定はこちらからご覧いただけます。

Aokid

1988年東京生まれ。ブレイクダンスをルーツに持ち美術大学で映画を専攻。在学中より舞台芸術や美術作品の制作を開始。展示や上演だけでなく、街中や広々とした公園などでパフォーマンス、ゲリライベントを企画。さまざまな分野のアーティストや別分野の人を巻き込みながら、もう一度自分たちの場所として街にいられる方法などを模索する。主な活動にどうぶつえんシリーズ(2016〜)、ストリートビール(2019〜)など。https://ninjaaokid16.wixsite.com/aokid


どうぶつえんvol.15(2022年)
撮影:石原新一郎
HUMAN/human(2015年)
撮影:金子愛帆

撮影|伊藤靖史(Creative Peg Works)
構成|島崇(秋田市文化創造館)

※JAPAN LIVE YELL project参画事業として、Aokidプロジェクトあときとたを実施しました。

記事

対談「地図と熊と美術館」後篇

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アーティスト、鴻池朋子さんの近年の作品展開を様ざまなアプローチのもとに紹介する大規模な個展「メディシン・インフラ」が、この夏、青森県立美術館で開催されました。屋内外問わず様々な場所や素材で作品をつくり、多くの参加者を巻き込む〝個展〟をし、「もはやアートの観客は人間だけではない」と語るアーティストの真意は何なのか。対話の後半は、《車椅子アレコバレエ》や《新しい先生は毎回生まれる》《指人形》など具体的な作品の秘話に及んでいきます。レポート後篇です。

対談「地図と熊と美術館」前篇

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アーティスト、鴻池朋子さんの近年の作品展開を様ざまなアプローチのもとに紹介する大規模な個展「メディシン・インフラ」が、この夏、青森県立美術館で開催されました。屋内外問わず様々な場所や素材で作品をつくり、多くの参加者を巻き込む〝個展〟をし、「もはやアートの観客は人間だけではない」と語るアーティストの真意は何なのか。この度の展覧会で鴻池さんと担当学芸員である奥脇嵩大さんが試みる、これからの美術館の可能性と実践についてお話しいただいた、レポート前篇です。

トークイベント「空間をひらき、人とつなぐ:活動場所とコミュニティのつくりかた」レポート

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