秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

PARK – いきるとつくるのにわ

 わいないきょうこ「雪室食材試食会」

「PARK – いきるとつくるのにわ」では、2022年から秋田に暮らす人々やクリエイター・専門家が交わりながら、リサーチと創造活動を積み重ねてきました。展覧会「交わるにわ、創造するキッチン」では、これまでの活動の成果を公開し、秋田の暮らしの中で培われた知恵や技術・表現が結ばれ、新たな文化の種が生み出される場をひらきます


「観察する」参加クリエイターのわいないきょうこは、昨年度から雪を使って保存・熟成させる雪国ならではの文化「雪室」に着目し、千秋公園に「雪室」を設置しフードイベントや雪室勉強会を開催してきました。今年度は世界で起こる戦争や異常気象による自然災害への祈りを食材に込め、一月半の間、雪室で封をし熟成・保存させます。雪室食材試食会では、さまざまな祈りや秋田の雪の力が詰まった食材を料理に込めてふるまいます。「交わるにわ、創造するキッチン」のフィナーレに雪で熟成された味を味わいませんか?

【雪室食材試食会】
日時|2月4日(日) 15:00~17:00
場所|秋田市文化創造館1階 コミュニティスペース
定員|100名(先着順) 事前予約優先
参加費|無料
持ち物|取り皿、スープ皿、お箸
お申し込み|お電話(018-893-6424)または、以下のお申し込みフォームからお申し込みください。

●昨年度の「冬眠という熟成の味を旅する気分で体験してみませんか?」(フードイベント)
昨年度は屋外で参加者と焚き火を囲みながら、雪室で熟成させた食材を使用した料理をふるまいました。メニューは、ハタハタのアンチョビスープ、菊芋とパンチェッタのパエリア、白菜とキャベツのサラダ、酒粕とトフィーを詰めた焼きりんご、雪室コーヒー等を提供しました。

●雪室勉強会の様子

秋田県内の雪を専門家からレクチャー
雪室にいれる腸詰
雪室の設置

【雪室開封の儀
千秋公園に設置した雪室を開封する「開封の儀」を開催いたします。一月半熟成された食材を一緒にみてみませんか?
日時|2月3日(土) 10:00~12:00
場所|千秋公園
集合場所|秋田市文化創造館1階 コミュニティスペース
くわしくはこちら


▶︎雪室勉強会についてはこちら
▶︎PARKでのわいないきょうこの活動はについてはこちら
▶︎展覧会「交わるにわ、創造するキッチン」はこちら


○問い合わせ先
秋田市文化創造館(NPO法人アーツセンターあきた)
電話:018-893-6424
メール:park@artscenter-akita.jp
主催|秋田市
企画・制作|NPO法人アーツセンターあきた
令和5年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業


Profile
撮影|大森克己

わいないきょうこ(デザイナー、やぶ前)

横浜市出身。桑沢デザイン研究所写真研究課卒。日本でバッグデザイナーとしてそのキャリアをスタート、活動拠点をロンドンに移した後は、内外問わず様々な企業やデザイナーとのコラボレーションを通じ、バッグを主軸にファッショ ン小物やインテリア・オブジェなどを制作。また舞台、映画などのコスチュームデザインも担当。 現在はブータン王立タラヤナ財団クリエイティブアドバイザーなど続けながら、ロンドンのスタジオを母方のルーツ秋田美郷町に移し、町の人々と伝統と知恵を新しく捕まえる形で世界にその暮らしぶりを伝えるための町の学び舎’やぶ前’を始めた。

イベント・プロジェクト

新館長就任トークイベント「文化創造館ってどんなところ?」

新館長就任トークイベント「文化創造館ってどんなところ?」

新旧館長2人が、秋田市文化創造館のこと、まちのこと、くらしのこと、表現のことなどをざっくばらんに語り合います。トーク後に交流会を予定しておりますので、みなさまお気軽にご参加ください。

◯ HAJIMARU トーク:映画「A SEED OF HOPE」上映&トーク

◯ HAJIMARU トーク:映画「A SEED OF HOPE」上映&トーク

つくる人、おくる人の思いをわかちあう、◯ HAJIMARUトーク。 今回は、「さとやまコーヒー」の大西克直さんをお迎えして、ショートフィルム『A SEED OF HOPE』の上映&トークを開催します。 エチオピアの農園からコーヒー豆を直接買い付け、焙煎・販売するダイレクトトレードに取り組む大西さん。その活動の根っこにあるスピリットや、これからのことなどをお話しいただけたらと思っています。もちろん、おいしいコーヒーの試飲や販売も。

【本を、あいだに。Vol.3】 『鬱の本』販売会および 小さな本読みデモ

【本を、あいだに。Vol.3】 『鬱の本』販売会および 小さな本読みデモ

日時:2024年5月4日(土) 15:00過ぎ~17:30頃まで
会場:1階コミュニティスペース
【入場無料】雨晴文庫主催の【本を、あいだに。Vol.3】では、『鬱の本』販売会を行います。

『鬱の本』は、東京の二人出版社、点滅社さんが発行している書籍です。
84名の著者が「鬱と本」をテーマにそれぞれ見開き一頁、1000文字程度の短い文章を寄せています。

この本で扱われる「鬱」は、病に分類されるものから日常的な憂鬱までさまざま。内容はもちろんのこと、手触りがとてもいい本なので、ぜひ触れてみてほしいです。
必要な人に届きますように。