秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

展覧会「やまは蔵、まちの原木、ケズリカケの木々」臼井 仁美

まちなかの蔵や家屋を山に見立てよう
家具や道具の姿をした原木が眠っている
ケズリカケの木々が立ち上がる

展覧会「やまは蔵、まちの原木、ケズリカケの木々」

ケズリカケ(削り掛け)とは、木を削ってクルクルとカールさせて作り、年中行事や祭礼に用いるものを言います。有名なものでは北海道のアイヌが用いる「イナウ」、東北地方で春の彼岸に供えられてきた「削り花」、福岡の太宰府天満宮をはじめ全国の天神様で授与される「鷽(うそ)」、ドイツの「シュパンバウム」などが代表例です。

「やまは蔵、まちの原木、ケズリカケの木々」では、まちなかの蔵や家屋を原木の採取場所に見立て、秋田市内から家具や道具などの原木となる素材を探します。採取した原木を持ち主の意向も伺いながら美術作家の臼井仁美がケズリカケを施し、持ち主に返すプロセスを公開するものです。

本展では、臼井が秋田でのリサーチで出会った人たちや募集の呼びかけに応じた方からお預かりした木製品を原木に見立て、秋田市文化創造館とその周辺のまちなかに木々が立ち上がる風景を作ります。

展覧会概要

日時  2022年12月7日(水)〜18日(日)9:00〜20:00
会場 秋田市文化創造館 1階コミュニティスペース
作家 臼井 仁美(美術作家)

◉まちなか展示も同時開催◉
期間  11月23日(水・祝)〜12月18日(日)
会場 秋田市中心市街地各所(交点、ココラボラトリー、高砂堂、08COFFEE、のはらむら)
※会場によって期間や営業時間が異なります。駐車場の有無など各店舗の営業情報をご確認ください。

 <まちなか会場案内>
山歩きをするように、まちなかの展示を巡り、木々の観察をしてみてください。
各会場にて、展覧会フライヤーのデザインをモチーフにしたスタンプラリーも楽しめます。ぜひスタンプ用紙を手に入れて、集めてみてください。

「交点」秋田市保戸野通町6−2(2階)
https://www.kouten-akita.com
営業日時|12:00〜18:30/ 定休日:月曜+不定休
 ※営業カレンダーと駐車場についてはウェブサイトをご確認ください。
 ※写真撮影について、店内全景の写真はご遠慮ください。
 ※ご来場の際はワンドリンクのご注文をお願いします。(店内・テイクアウト)
「ココラボラトリー」秋田市大町3丁目1-12 川反中央ビル(1階)
 電話018-866-1559 http://cocolab.net
営業日時|定休日:月・火曜日
 ※営業日時は企画によって異なります詳しくはウェブサイトをご確認ください。
 ※専用駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
「高砂堂 本店」秋田市保戸野通町2-24
http://www.takasagodo.jp
営業日時|9:00〜18:00/土・祝:9:00~17:00/
定休日:毎週日曜日・毎月15日
「08COFFEE」秋田市山王新町13−21 三栄ビル(2階)
https://08coffee.jp
営業日時|10:00~20:00 /土・日・祝:8:00~18:00/
定休日:水曜日
 ※写真撮影について、店内全景の写真はご遠慮ください。
 ※ご来場の際はワンドリンクのご注文をお願いします。(店内・テイクアウト)
「PLAY+TOYS のはらむら」秋田市千秋矢留町3-37 (1階)
Instagram:@noharamura_toys
https://noharamura.com
営業日時|10:00〜17:00(17:00〜18:00予約制)/
定休日:火・水曜日+不定休
 ※11月23日(水祝)は通常営業。24日(木)は臨時休業いたします。その他、臨時休業日などは、ウェブサイト等をご確認ください。
 ※専用駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。

主催|秋田市文化創造館


展覧会フライヤー(表)
Design / Echigoya Hirinori Illustration / Sakamoto Machiyo
展覧会フライヤー(裏)


ギャラリートーク 
人類学・神話学を専門とする石倉敏明氏をゲストに迎え、臼井仁美と本展についての対談を行います。

日時|12月17日(土) 15:00〜16:30 
会場|秋田市文化創造館 1階・コミュニティスペース 
ゲスト|石倉 敏明(秋田公立美術大学准教授、芸術人類学者、神話学者)
入場無料・定員20名

Profile

石倉 敏明 /秋田公立美術大学准教授、芸術人類学者、神話学者
1974年東京生まれ。明治大学野生の科学研究所研究員。1997年より、 ダージリン、シッキム、カトマンドゥ、東北日本各地で聖者や女神信仰、「山の神」神話調査をおこなう。環太平洋圏の比較神話学に基づき、論考や書籍を発表する。近年は秋田を拠点に、北東北の文化的ルーツに根ざした芸術表現の可能性を研究する。著書に『Lexicon 現代人類学』(奥野克巳との共著・以文社)、『野生めぐり 列島神話の源流に触れる12の旅』(田附勝との共著・淡交社)、『人と動物の人類学』(共著・春風社)、『タイ・レイ・タイ・リオ紬記』(高木正勝CD附属神話集・エピファニーワークス)など。


Profile

臼井 仁美 /美術作家
1980年東京都生まれ。 海洋生物資源科学科を専攻した大学を卒業後、2004年東京藝術大学入学、2010年同大学大学院を修了。
作品は主に木を素材とし、先史時代には木器時代があったことを想像しながら、人間の自然への眼差しに焦点をあて思考、制作をしている。
物事の成り立ちや起源を人間の植物との営みの中に見つめ、対象の分解、見立てや置換によって、国境や世代を超えることのできる解釈を探っている。

http://hitomiusui.tumblr.com/

過去の作品
継ぎ目のない森/a forest without borders、2021
明⽇の装備/thinking for the future “mittens”、2021

【新型コロナウィルスの感染予防・拡大防止対策のお願い】
イベント参加の際には、次の事項についてご協力をお願いいたします。
・手指の消毒にご協力ください
・マスクの着用をお願いいたします
・咳エチケットにご協力ください
・発熱、咳込みなどの症状がある方は参加をお控えください。
※新型コロナウイルス感染症の感染状況によってイベントの内容が変更になることがあります。


クリエイター・イン・レジデンス

秋田市文化創造館が主催事業として行う「クリエイター・イン・レジデンス」では、秋田県内外から招聘された多様な分野の専門家やクリエイターが秋田市文化創造館に滞在し、市民の創造力を刺激する実験的なテーマに取り組みます。2022年度は、公募「SPACE LABO 2021」にて採択された2つのまちなか活動プランの制作・発表を行います。)


◉お問い合わせ先
秋田市文化創造館(指定管理:NPO法人アーツセンターあきた)
担当:岩根・齊藤
〒010-0875 秋田県秋田市千秋明徳町3-16 
電話:018-893-6424(9:00-21:00/火曜日休館 ※祝日の場合は翌日休館)
メール:program@akitacc.jp