秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

身体0ベース運用法 / ワークショップ「野菜身体測定会

秋田に暮らす人々やクリエイター、専門家が交わり多様な活動を展開するプロジェクト「PARK – いきるとつくるのにわ」では、「観察する」「出会う」「育む」「残す」の4つのプログラムを通して、人や出来事が出会い、創造的な活動の種が育まれ、表現や創造性に満ちた瞬間となって実を結び、文化の種となって街に環っていく、そのように秋田の文化的土壌をたがやしていくことを試みます。

このワークショップでは、「観察する」プロジェクトの身体0ベース運用法(安藤隆一郎)の活動や思考を紹介します。

身近な野菜を単位にして身体測定をし、「実寸大の自分」を紙に写して身体図を作ります。現在、長さを測る単位は地球の尺度から生み出された「m」や「cm」が定番ですが、身近なものから近くの世界を理解することを試みます。

■日時|2022年8月22日(月)14:00-17:00
■会場|秋田市文化創造館 2F スタジオA1
■定員|20人(予約優先、先着順。小学校3年生以下の場合、要保護者同伴)
■参加費|無料
■持ち物|野菜
*人参、じゃがいも、南瓜、きゅうりなど形のしっかりとしたもの。えのき、しめじ、レタスなど形の崩れやすいものは適していません。
*大きいもの小さいものサイズはどんなものでも構いません。
■服装|汚れてもいい服装


日常的によく使う「cm」「mm」「m」は便利だけれど、なんだかしっくりこない。
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私の場合、1メートルと言われれば思い浮かべるのは物差しで、50メートルは小学校の校庭に斜めに引かれた白線のトラックを思い出す。
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結局、メートルは1つの見えないツールとしてあるだけで、身近な物に置き換えてイメージする方が大きさを捉えることができるように思う。
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スケールの大きすぎる地球から考えられたメートルよりも、それ以前に使われていた「尺」や「寸」のように身体を基準として作られた《身度尺》の方がリアルに物のスケールを掴めるのではないかと思う。
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そして、身体は身近な大きさの物で測る方が自分の身体を理解することができるのではないだろうか?
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《野菜身体測定会》では毎日食べる野菜を使って「野菜尺」を作り、身体を測ります。そうすると、自分の身体はどのように見えてくるのでしょうか?

身体0ベース運用法(安藤隆一郎)


○申し込み方法
参加をご希望の方は、下記のフォームもしくはお電話(018-893-6424)にてお申し込みください。

Profile

身体0ベース運用法(安藤隆一郎)

2016年より染色作家 安藤隆一郎が始動した「ものづくりの視点」から考える身体論。「身体」と「もの」との関わりから生まれる感覚、運動、機能を「0」から見直し、人間が本来持っている「身体」の運用法を見出す。その「身体」とは医学やスポーツといった専門的なものではなく、私たちの身の回りにある「身体」のこと。身体0ベース運用法はアートが持つ多様なツールを使ってそれを翻訳し、伝えることで、「身体」の消えゆく未来へ向けてその可能性を問い直す。これまでに体験型インスタレーションの制作、発表やワークショップなどをおこなう。2021年より、京都府亀岡市を拠点に不要民具を救出し、活用するプロジェクト「民具BANK」を立ち上げ、地域に伝わってきた「身体」を見出すことを試みる。安藤は1984年京都生まれ、大阪在住。2009年京都市立芸術大学大学院工芸科染織専攻修了。現在、同大学染織専攻講師。

Webサイト Instagram

▶︎「PARK – いきるとつくるのにわ」についてはこちら


【新型コロナウィルスの感染予防・拡大防止対策のお願い】
イベント参加の際には、次の事項についてご協力をお願いいたします。
・手指の消毒にご協力ください
・マスクの着用をお願いいたします
・咳エチケットにご協力ください
・発熱、咳込みなどの症状がある方は参加をお控えください。

○問い合わせ先
秋田市文化創造館(NPO法人アーツセンターあきた)
電話:018-893-6424
メール:park@artscenter-akita.jp

主催|秋田市
企画・制作|NPO法人アーツセンターあきた(芦立さやか、藤本悠里子)