秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

PARK – いきるとつくるのにわ

「木の岐」のお話し・道具を募集します!

「木の岐」例1:豆を打つための道具

かつて山や庭木から二股、三股に別れた木の枝を採取し、豆を打ったり、芋や米をつく道具に加工していたことがありました。その枝分かれした木の枝の道具を「木の岐」と呼んでいます。「PARK-いきるとつくるのにわ」の「観察する」参加クリエイター〈身体0ベース運用法/安藤隆一郎〉は「木の岐」に着目し、調査を行っています。ぜひ、みなさんの「木の岐」にまつわるエピソードを教えてください。また「木の岐」を譲っていただける方を募集します。

「木の岐」を使っているところを見たことがある!

「木の岐」を実際に使っていた!

「木の岐」今持っている! 

 などなど、「木の岐」にまつわるエピソードをお待ちしております!

また「木の岐」にまつわるエピソードを持っている方や、実際に「木の岐」を所持しておられる方で、直接〈身体0ベース運用法/安藤隆一郎〉に聞き取りに応じていただける方も募集しています。

集めたエピソードは、〈身体0ベース運用法/安藤隆一郎〉の活動で使用され、2024年の1月頃予定している展覧会等で使用する可能性があります。

※〈身体0ベース運用法/安藤隆一郎〉による聞き取りは8月下旬を予定しています。

「木の岐」とは
豆を打ったり(殻から豆を取り出す)、芋や米をつく道具として使われていた二股、三股と岐がある木の枝を加工した道具のことを言います。場合によっては枝付きの木の幹を加工したものもあり2mを超える「木の岐」もあります。庭木や山で道具に使えそうな枝を見つけ、枝の形から想像し、さまざまな生活道具に使用していました。

「木の岐」例2:芋を潰すための道具
「木の岐」例3:どぶろくを濾すための道具(ドリッパー)

「木の岐」のエピソード募集は以下の場所でも実施予定です。
・秋田市役所内各所 センタース他
・秋田市文化創造館 1階コミュニティスペース
・秋田市河辺岩見温泉交流センター
・雄和ふるさと温泉ユアシス


期間|7月13日頃~8月31日まで
※秋田市役所 市民ホールのみ7月13日〜7月26日まで
→※秋田市役所 市民ホールでの展示は、市民ホールが災害対応等に使用されるため、4階企画調整課窓口に移動いたしました。


8/17(木)河辺岩見温泉交流センターに〈身体0ベース運用法/安藤隆一郎〉 が滞在します!
「木の岐」にまつわるお話をお聞かせいただけませんか?
8/17に河辺岩見温泉交流センターに〈身体0ベース運用法/安藤隆一郎〉が滞在します。
「木の岐」をみたことある!
使ったことがある!
実際に持っている!
などお話をお聞かせください!

日時|8月17日(木)10:00〜12:00
場所|河辺岩見温泉交流センター


「PARK-いきるとつくるのにわ」の詳細はこちら
〈身体0ベース運用法/安藤隆一郎〉の活動はこちら


○問い合わせ先
秋田市文化創造館(NPO法人アーツセンターあきた)
電話:018-893-6424
メール:park@artscenter-akita.jp
主催|秋田市
企画・制作|NPO法人アーツセンターあきた
令和5年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

使用写真| 伊藤 靖史
協力|油谷満夫の生活文化財コレクション


Profile

身体0ベース運用法(安藤隆一郎)

2016 年より染色作家 安藤隆一郎が始動した「ものづくりの視点」から考える身体論。「身体」と「もの」との関わりから生まれる感覚、運動、機能を「0」から見直し、人間が本来持っている「身体」の運用法を見出す。その「身体」とは医学やスポーツといった専門的なものではなく、私たちの身の回りにある「身体」のこと。身体0ベース運用法はアートが持つ多様なツールを使ってそれを翻訳し、伝えることで、「身体」の消えゆく未来へ向けてその可能性を問い直す。これまでに体験型インスタレーションの制作、発表やワークショップなどをおこなう。2021 年より、京都府亀岡市を拠点に不要民具を救出し、活用するプロジェクト「民具BANK」を立ち上げ、地域に伝わってきた「身体」を見出すことを試みる。安藤は1984 年京都生まれ、京都在住。2009 年京都市立芸術大学大学院工芸科染織専攻修了。現在、同大学染織専攻講師。(撮影:松見拓也 提供:京都市立芸術大学)