秋田市文化創造館

レポート

2026.05.04

秋田市文化創造館

【開館5周年 感謝の集い】
開催レポート

日時:2026年3月21日(土)
会場:秋田市文化創造館
13:00 ~ 13:20 記念式典
13:20 ~ 15:00 交流会

 秋田市文化創造館は 2026年3月21日に開館5周年を迎え、地域創造大賞を受賞するなどその取り組みが評価される節目の年ともなりました。
 この機会に、これまで関わってくださった皆さまとともに歩みを振り返り、感謝を伝える場としたい——そんな想いから、「開館5周年 感謝の集い」を開催しました。
 本レポートでは、その様子をお届けいたします。

記念式典

1)オープニング ~ファンファーレ~

 式典のオープニングでは、新旧スタッフによる鍵盤ハーモニカのファンファーレを披露しました。楽曲は、交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』の冒頭部分。どこかで耳にしたことのある印象的な旋律を、あえて鍵盤ハーモニカで演奏するユニークな試みとなりました。
 今回編曲と打楽器でご参加いただいたのは、ドラム・トロンボーン奏者の諸越俊玲さん。諸越さんには開館当初より、音響・照明機材に関する指導などで関わっていただいています。
 演奏が始まると、やや緊張感のあった会場も、どこかユーモラスな音色に包まれ、笑いも起こるなど、場の空気がやわらいでいきました。式典全体の幕開けとして、文化創造館らしい和やかな雰囲気をつくり出すひとときに・・・。

2)主催者・来賓からの挨拶

 西原館長ほか、ご来賓の皆さまよりご挨拶を頂戴いたしました。その一部をご紹介いたします。

【秋田市文化創造館 館長 西原 珉/挨拶】

 日頃より当館の活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
 文化創造館はこの5年間、行政や地域の皆様、アーティスト、実践者の方々、そして日々の運営を担うスタッフの積み重ねに支えられながら歩んでまいりました。本館は、単なる鑑賞の場ではなく、人と人が出会い、新しい関係や活動が生まれる場として育まれてきました。ここで生まれる小さな試みの積み重ねが、まちの文化をかたちづくっていると考えています。
 これからも、関わる皆様とともに歩みながら、地域の文化的な可能性をひらく拠点であり続けてまいります。

【秋田市長 沼谷 純 様/挨拶】

 本日、文化創造館は開館5周年を迎えました。本施設は、解体の方針が示されていた建物を受け継ぎ、活用してきたものであり、その決断が今日の姿につながっています。
 この文化創造館は、市民・県民の皆様に育てられ、まちなかの価値を高める存在へと成長してきました。用途を限定しない空間だからこそ、新たな活動や価値が生まれ続けているのだと感じています。
 今後も市として支えてまいりますとともに、本施設が多くの皆様に愛され、未来へと続いていくことを願っております。

秋田市議会 議長 川口 雅丈 様/乾杯の御発声

 私自身も施設利用者の1人としてさまざまな活動に参加し、柔軟な対応のもとで多くの団体や関係者と連携しながら活動が広がってきたことを実感しています。
 こうした取り組みが秋田の活性化や子どもたちの成長につながることを期待し、今後も文化創造館を中心に活動の輪が広がることを願っています。

NPO法人アーツセンターあきた 理事長・初代館長 藤 浩志/挨拶

 本日はお集まりいただき、ありがとうございます。5周年という節目を迎えましたが、ここで一区切りではなく、次につながる機会にしたいと考えています。
 まちを面白くするには、つくる人と支える人の両方の存在が欠かせません。困難もありますが、継続することが大切です。文化創造館がその拠点として今後も発展し、皆さんとともに歩んでいければ幸いです。

【地域創造大賞 審査委員長からの評価コメントご紹介】

 当日は多くの祝辞を頂戴する中で、「地域創造大賞(総務大臣賞)」の受賞(https://www.jafra.or.jp/docs/13953.html)に際し、審査委員長である吉本光宏様からの評価コメントを代読にてご紹介しました。
 講評では、旧・秋田県立美術館の建物を再活用し、市民の創意や主体的な活動を育む場として、新たな公立文化施設のあり方を実現している点や、利用目的をあらかじめ限定しない秋田市の柔軟な運営方針と、それを支えるアーツセンターあきたの協働の取り組みが、本施設の大きな成果であるとのお言葉をいただいています。

過去5年間の活動の様子をスライドショーで投影しました。

交流会の様子

 多くの関係者や利用者の皆さまにご参加いただき、会場は終始あたたかな雰囲気に。久しぶりの再会を喜ぶ声や、初めて顔を合わせる方同士の会話もあちこちで生まれ、文化創造館らしい交流の風景が広がっていました。
 食や流れる音楽を楽しみながら、自然と人が集まり、言葉を交わし、新たなつながりが生まれていくゆるやかな時間——
 これまでこの場所に関わってきた方々、そしてこれから関わっていく方々が交差するひとときとなり、文化創造館がこれからも人と人をつなぐ場であり続けることを予感させられる一日となりました。

飲食物を提供してくださった皆さまのご紹介

 当日は、日頃より文化創造館をご利用いただいている皆さまに、フードやドリンクの提供でご協力いただきました。

【一炊】

 これまで県内で数多くのケータリングを手がけてこられた一炊さんには、当日も現地で調理を行っていただきました。見た目も楽しく味わい深い料理は、来場者の皆さまにも大変好評で、会場の魅力を一層引き立てていただきました。

【国学館高等学校 調理科】

 当館に隣接する国学館高等学校の皆さまには、これまで施設利用やチャレンジマーケットなどのイベントにもご参加くださり、開館以来当館と継続的な関わりを持っていただいております。交流会では、生徒の皆さんによる焼き菓子の提供が行われました。来場者に積極的に声をかける姿も印象的で、会場全体に温かな雰囲気をもたらしてくださいました。

【むつみワイナリー(むつみ造園土木 株式会社)】

 当館でポップアップの開催なども行っているむつみワイナリーさんには、ワインをご提供いただきました。造園会社としての活動を背景に、農業や秋田を盛り上げる取り組みも行われており、そうした広がりを感じられる一杯が、会場に新たな魅力を添えていました。

【フリーコーヒー秋田】

 文化創造館を活動の拠点のひとつとし、館内外のイベントや他の利用者さんとのコラボレーションを通じて、コーヒーを介した交流の場づくりに取り組んでこられたフリーコーヒー秋田さん。今回は国学館高等学校の焼き菓子とのペアリングも実現し、コーヒーとスイーツの組み合わせを楽しむ新たな体験を提供いただきました。多くの来場者に好評で、会場に心地よい交流の時間を生み出していただきました。

【株式会社 児玉冷菓】

 文化創造館の屋外で日々販売され、多くの観光客や地域の皆さんに親しまれている児玉冷菓さんにご用意していただいたのは、数量限定の紅白バージョンババヘラ!アイスを手に写真を撮る来場者の姿も多く見られ、会場をより一層華やかに彩っていただきました。

 

 本イベントの開催にあたり、ご協力・ご参加いただいたすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。 文化創造館は、これからも関わる皆さまとともに歩みながら、新たな出会いや活動を生んでいく場でありたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

オリジナルトートバッグのご案内

 この度、開館5周年を記念してオリジナルトートバッグを制作しました。デザインは、元文化創造館スタッフで現在はグラフィティアーティストとして活動している牧野心士さんによるものです。数量限定で、4月より館内ショップ「〇HAJIMARU」にて販売中!(税込1,200円)。
 なお、文化創造館発行の刊行物等も館内に配架しております。ご来館の際にはぜひご自由にお手に取ってご覧ください。

撮影: Creative Peg Works 伊藤 靖史

編集: 秋田市文化創造館 増本 景子