秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

オープニング特別事業「200年をたがやす」アーカイブ展示

2022.11.16-2023.4.16

生活と表現が交わる広場としての展覧会
「200年をたがやす/Cultivating Successive Wisdoms」

「200年」という幅で、過去に、そして未来へと、様々な旅路であきたを探る展覧会「200 年をたがやす」。食、工芸、生活・産業、美術、舞台の5分野において、地域の文化をたがやし活動を未来へ継承していくためのプロジェクトを、秋田市文化創造館のオープニング特別事業として昨年開催しました。
公式ウェブサイト

今回は、「工芸」「食」「美術」での取り組みの一部を順に紹介します。

期間|2022年11月16日(水)〜2023年4月16日(日)
  第一期(工芸):2022年11月16日(水)〜12月11日(日)
  第二期(食):2022年12月14日(水)〜2023年1月9日(月・祝)→2月23日(木・祝)
    ※期間を変更しました。
  第三期(美術):2023年2月4日(土)〜4月16日(日)※途中展示替えあり

場所|秋田市文化創造館 1階コミュニティスペース

◎ 「200年をたがやす」カタログ販売中

  • 販売価格:1,100円(税込)
  • 出版社 ‏ : ‎ NPO法人 アーツセンターあきた (2021/9/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/9/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 大型本 ‏ : ‎ 128ページ

工芸

あきたの伝統的工芸品である樺細工、曲げわっぱ、杉桶樽、川連漆器を材料やつくる過程とともに、職人のインタビューや工芸品を使う人々のエピソードなどを紹介しました。展示した「つくり手」「つかい手」の映像はYouTubeで公開しています。

また職人による実演と制作体験のワークショップや、家庭で不要になった伝統的工芸品を集めて次の使い手に引き継ぐイベント「未来の使い手オーディション」を開催しました。
伝統的工芸品にまつわる「作り手」と「使い手」をつなぎ、これからの在り方を探る試みを行いました。

個人が持つ味とその思い出をシェアすることで未来に食文化をつなぐことを目指し、「あの人のレシピをつなぐ」をテーマとして収集したレシピを様々な形で公開・共有しました。

エピソードと共にレシピを紹介するレシピカードの配布は最終的に21種類となり大好評。
コロナ禍でのイベント開催には制約もありましたが、レシピの実演&トークや映像収録、音声番組「あの人のレシピをつなぐラジオ」の配信・アーカイブも行いました。展示映像「あの人のレシピ」もYouTubeで公開しています。

美術

「記述とアーカイブ」を大きなテーマとしつつ、荒木優光、草彅裕、佐藤研吾、皆川嘉左ヱ門、村山留里子による作品展示のほか、ココラボ アーカイブプロジェクト「ココラブ」、「プロジェクトの研究会」、「生活と表現の広場」などのプロジェクトを展開しました。

展示場所は、秋田市文化創造館を最も特徴づけるスタジオA1を中心に各所で展開。荒木優光「一聴永楽」では館内だけでなく、屋外スペースやサテライト会場「Newテラス広小路」「きららとしょかん明徳館」にも展示を行いました。

各種オンラインイベントのアーカイブや公開収録した「ココラブ・ラジオ」、「生活と表現の広場」で上映した映像は、YouTubeでアーカイブをご覧いただけます。

舞台

あきたの民俗芸能をリサーチし、ワークショップなどを通じて集めた幅広い年代の出演者8名と共に演劇公演「soda city funk」(作・演出:児玉絵梨奈)を制作。コロナ禍の影響で予定していた全9回全てはかないませんでしたが、3回の上演を行いました。

会場の一部は稽古場として活用するとともに、リサーチや制作過程の様子を展示しました。

生活・産業

あきたのこれまでの200年を振り返り、これからの200年を展望する「あきた400年リサーチセンター」を展開。
センター長・尾花賢一が会場に滞在した日々の様子を展示物と共に公開。作家・内田聖良によるプロジェクト《水山これくしょん》も展開しました。

自宅にある”重要なもの”をワークシートに記録する「わが家の重要文化財」プロジェクトには、計233名の皆様にご参加いただきました(秋田市内の小学校2校でのワークショップを含む)。

展覧会「200年をたがやす」記録映像

◉お問い合わせ先
秋田市文化創造館(指定管理者NPO法人アーツセンターあきた)
〒010-0875 秋田県秋田市千秋明徳町3-16 
電話:018-893-6424(9:00-21:00/毎週火曜日休館 ※火曜祝日の場合は翌日休館)


information

展覧会「200年をたがやす」

会期つくる:2021年3月21日(日)〜6月18日(金)
みせる:2021年7月1日(木)〜9月26日(日)
会場秋田市文化創造館ほか
主催秋田市
企画・制作NPO法人アーツセンターあきた
協力ココラボラトリー(ココラボ アーカイブ プロジェクト「ココラブ」)
全体監修服部浩之(インディペンデントキュレーター/秋田公立美術大学 特任准教授)
キュレーターのんびり合同会社(矢吹史子)/合同会社 casane tsumugu(田宮慎)/NPO法人アーツセンターあきた(尾花賢一、島崇、藤本悠里子)
空間設計(建築)海法圭(建築家/株式会社海法圭建築設計事務所)
デザイン[グラフィック]佐々木俊(株式会社AYOND)/[ウェブ]谷戸正樹(MYDO LLC)
イラスト丹野杏香
プロジェクトマネジメント鈴木一絵


イベント・プロジェクト

「リソの日」リニューアル

「リソの日」リニューアル

「リソの日」が2025年1月22日(水)からリニューアル!
新しく青色が利用可能になったほか、製本に活用できる道具の貸し出しも始めます。
インクの追加に伴い、価格改定を行いました。

1/1000油谷コレクション 分類整理プロジェクト(2回目)

1/1000油谷コレクション 分類整理プロジェクト(2回目)

油谷満夫さん(秋田市在住、90歳)の私蔵民具等の1000分の1程度を倉庫から取り出し、アーティストの藤浩志と市民ボランティアによる分類整理と、多様な分野の専門家らとともに価値を検証するプロジェクト

非常時に役立つクッキング~!(対象・自閉症傾向のある小学生のお子さんと御家族)

非常時に役立つクッキング~!(対象・自閉症傾向のある小学生のお子さんと御家族)

今回は「ごはんを鍋で炊いてみよう」です!
耐熱性ポリ袋に白米を入れ、袋ごと、鍋で炊いていきます。白米はお一人分 0.5合(1合でも可)、レトルトやおかずについては各自好きなものをお持ちくださいね!
講師は、秋田県生涯学習センターの学習事業チームの職員さんです。
特別支援学校や色んな場所で防災関連の講師を務めていて、防災クイズもしてくれますよ!
メンバーには特別支援教育の先生もいらっしゃいます(^^)
会場にはスタッフもいます!配慮してほしいことがありましたら、申し込みフォームにて教えてくださいね。