トーク
クロストーク「秋田、能登、クンストハンドヴェルク(アートと工芸)」伊藤俊治(美術史家)+赤木明登(輪島塗師) 進行:石倉敏明(芸術人類学者)
新刊『秋田 環日本海文明への扉』(石川直樹氏との共著)を執筆した土崎出身の美術史家である伊藤俊治氏と、輪島塗師の赤木明登氏の対話から、私たちの身近にひそむ精緻な文化ネットワークを浮き彫りにしていきます。
赤木氏の著書『工藝とは何か』(堀畑裕之氏との共著)の考え方の底流にあるカントは、手による日常の実践を「アート(クンスト)」と呼びました。それがどう「工藝(クンストハンドヴェルク)」と結びついているのか、秋田、能登の風土やものづくりの状況と照らし合わせ、話し合います。
レポート
“思い通りにならないもの”と向き合う音あるいは声はどこから「滑琴追走曲 in 秋田(カッキン・カノン)」レビュー
おおしまたくろうは「SPACE LABO 2021」に選出されたことを機に、秋田でのリサーチやクリエーションを重ねて、自身の作品を制作してきました。そんなおおしまの作品を見守り続けたユカリロ編集部の三谷 葵によるレビューを公開します。