【採択者発表】クリエイター・イン・レジデンス2025
Announcement of result


この度はご応募ありがとうございました。国内外あわせまして全部で306件のご応募がありました。審査員による厳正な審査の結果、2025年度のレジデンスクリエイターはRakhmi Fitriani氏に決定いたしました。Fitriani氏はインドネシア在住のテキスタイルアーティストです。2025年度の活動にご注目ください。あわせまして、当館館長の西原珉による総評も掲載いたします。改めましてこの度はありがとうございました。
Thank you very much for your application. We received a total of 306 applications from both domestic and international applicants. After a rigorous selection process by the panel of judges, we are pleased to announce that the 2025 Residence Creator is Ms. Rakhmi Fitriani. Ms. Fitriani is a textile artist based in Indonesia. Please stay tuned for her activities in 2025. Additionally, a general review by our museum director, Min Nishihara, will also be published. Once again, thank you for your participation.

総評
クリエイター・イン・レジデンス2025の審査は、個性豊かなお二人の審査員を迎え、多様な視点からの活発な議論が交わされるエキサイティングなものとなりました。
応募総数は300件を超え、その数からは、レジデンスへの強い関心と、秋田という土地への興味の双方が感じられました。
応募された提案を読み進める中で、秋田の地域資源や文化資源には、まだ広く知られていない魅力が多く残されていることに改めて気づかされました。そして、その未知の要素こそが、アーティストにとっては創造のインスピレーションとなるのかもしれません。実際、秋田には「実際に訪れ、関わってみなければ開かれない魅力」があると感じます。
今回はその中でも、協働性・新規性・秋田での展開性のすべてにおいて、審査員全員が確かな可能性を感じたFitrianiさんが、レジデンス・アーティストとして選出されました。Fitrianiさんが秋田でどのような活動を展開していくのか、今からとても楽しみです。
また、その他のアーティストからの提案の中にも、機会があればぜひ文化創造館で実現してみたいと思わせる魅力的なアイディアがいくつも見受けられました。そのようなアーティストたちと出会えたことも、今回のオープンコールの大きな成果のひとつと感じています。
このクリエイター・イン・レジデンスのプログラムを通じて、秋田における創造の場がさらに広がっていくことを、心から確信しています。
秋田市文化創造館館長 西原珉
プロフィール
Rakhmi Fitriani(インドネシア/バンドン市)

ラクミ・フィトリアニ
バンドン南部の小さな町・パンガレンガンに住むランドスケープアーキテクト兼テキスタイルアーティスト
2016年にIPB大学のランドスケープアーキテクチャ(景観設計)プログラム卒業。2019年より布と糸を使った作品制作を始め、手作業による工芸技術を用いたテクスチャーと色彩による表現を探求している。
ラクミの世界観や発想は、ランドスケープアーキテクチャのバックグラウンドと、多様な風景や文化を旅した経験によって形成されており、これらの体験は、特に環境に対する理解を広げ、想像力の限界や現実を探る視点を養っている。自然はしばしば異質なものとして捉えられ、鑑賞の対象としてロマンチックに理想化されがちであるが、その点を注視し、”生きた存在”として再考している。
ゆっくりとした繰り返しの多い手縫いや編み物の作業は、時間をかけることで「人間(ミクロコスモス)」と「自然(マクロコスモス)」との関係に意識を向けるための場面である。ジャカルタ、ジョグジャカルタ、スラバヤなどの都市でのグループ展に出展。
クリエイター・イン・レジデンス2025 参加クリエイター募集について(募集終了)