秋田市文化創造館

お知らせ

農林中央金庫様らより木製家具の寄贈を受けました

2022.03.17

秋田市文化創造館は、農林中央金庫秋田支店様より同法人の「国産材利用拡大活動」の一環として、秋田県産材を活用した木製家具の寄贈を受けました。
 
国産材を利用した木製製品の寄贈や植樹、木育活動等、毎年地域の森林組合と協力し農林中央金庫が取組む「国産材利用拡大活動」。今年度は、文化創造館を寄贈対象に選定し、開館1周年を記念するとともに、来館者が創造館の魅力的な建築空間をさらに楽しみ、憩う機能を補強することを狙っています。 寄贈する家具には、本荘由利森林組合から提供を受けた杉材を用い、県内の木工家具事業者のネットワーク「ORAeアキタファニチャー」にデザインと制作を委託し、オリジナルのテーブル4台とスツール8脚が完成。3月17日に寄贈式を開催し、同日より秋田市文化創造館1Fコミュニティスペースに設置いたしました。

寄贈式に出席した、(右から)藤館長、穂積秋田市長、安田農林中金秋田支店長、小松本荘由利森林組合代表理事組合長、今中秋田公立美術大学教授(ORAeを代表して出席)

寄贈式に際して、館長の藤からは「未来の文化をつくっていくことを目指しているのが、秋田市文化創造館。コミュニティスペースに置かれるこの椅子に座って、テーブルをつかって、分厚さや天板の滑らかさ、座り心地などを感じ、味わってほしい。そこからどれだけイメージを膨らませることができるか、新しいイメージを得ることができるか。秋田の森や、つくり手に想いを馳せてほしい」とご挨拶させていただきました。

コミュニティスペースに設置されたテーブルとスツール

今回寄贈いただいたテーブルは、北秋田市に拠点を置くHOLTOさんが制作を担当。また、スツールは三種町の家具工房・杢さんが担当されました。テーブルの天板とスツールの座面には本荘由利森林組合の秋田杉材を使用し、脚にはイタヤカエデを使用。製材は、北秋田市の藤島木材工さんが担当されました。

実際にスツールに腰掛け、テーブルに触れた方からは、座り心地の良さやテーブルとの心地よい一体感に感嘆の声が聞かれました。寄贈いただいた家具は、3月27日(日)まで秋田市文化創造館1Fコミュニティスペースの南側に、製作過程をまとめたムービーとともに展示(展示中も使用可)。その後は、文化創造館の来館者が自由に使っていただける家具として、1Fを中心に配置します。