秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

うましき台所帖

月ごとに講師の変わる料理教室スタート!(全9回開催)
秋田の「ふつう」の人たちから、料理と暮らしを学びます。

2022年7月より、秋田市文化創造館の1階キッチンスペースを拠点に、「うましき台所帖」を開催します。これは、毎月開催し、月ごとに講師が変わる料理教室です。(2023 年3月までの全9回)

ここで学ぶのは料理の手順やコツだけではありません。ともに手を動かし、味わいながら、講師と参加者がともに語り、学び合い、この土地の魅力や生き方をあらためて考える場です。
毎回、開催後にご自宅でも実践できるレシピや特典もご用意する充実のプログラムです。ぜひご参加ください。

<開催によせて>

「うましき」という言葉には、「美味しい」「美しい」という意味があります。
人口減少や少子高齢化など課題視される話題が多く、劣等感や不安感を抱えることも少なくない秋田県ですが、私は、この土地の「うましき」食文化を通して、誇りやアイデンティティを持つことができてきたように感じます。
そして、それを教えてくれたのは、有名な料理人や専門家ではなく、秋田にふつうに暮らす人々でした。風土や気候に向き合い、日々、知恵や技術を身に付けながら暮らしてきた人たち。その生き様は「うましき」ものであり、その姿からも、たびたび勇気をいただいてきました。
台所という場所を通してさまざまな「うましき」に出会い、その重なりがみなさんにとっての「台所帖」となっていくことを願っています。

「うましき台所帖」コーディネーター 矢吹史子

<うましき台所帖 開催概要>

・2022年7月〜3月までの全9回開催予定です。
・毎回、午前の部、午後の部に分かれていますが、内容は同様です。
・各月、各回ごとにお申し込み可能です。
・毎回のメニューは参加者のみなさんも一緒に作っていきます。料理を教わるだけでなく、講師によるトークや参加者を交えたお話の時間もご用意しています。
・参加費は各回3,500円となります。(材料費込)
 毎回、開催後に役立つレシピや、特典などもご用意した豪華なプログラムです。
・全9回の開催中、3回のご参加で3回目の参加費から500円引きいたします。(初回にスタンプカードをお渡しします)

【第1回】思いを寒天に流して。照井律さんとつくる寒天料理

秋田に伝わる「寒天」の文化。「秋田のお母さんがたはなんでも寒天で固めてしまう」といわれるほど地域に根付いた料理です。講師の照井さんは、寒天づくりを始めて60年以上。寒天の料理教室の生徒は延べ2万人を超えると言われているほど。毎日3種類以上の寒天を流し続け、そのレパートリーはじつに400種類!
寒天の作り方はもちろん、照井さんの暮らし、秋田という土地で生きるヒントを学んでいきます。

はじめての人にもやさしい、いちごとキウイの寒天
講師:照井律さん(美郷町)

日時:7月24日(日)
   午前の部 10:00-12:30 
   午後の部 14:00-16:30

会場:秋田市文化創造館 1階 コミュニティスペース
参加費:3,500円(要予約/各部定員15名)
参加特典:寒天型+棒寒天つき

【第2回】夏を保存する。きくちみちるさんとつくるトマトケチャップ(中止)

第2回は、運営側の体調不良によりやむなく【中止】とさせていただきます。
開催直前の急なご報告となり、心よりお詫び申し上げます。
お申し込みいただいた皆さまには、別途メール・お電話等でご連絡を差し上げます。(8/19現在)

きくちみちるさんは、夫とともに2007年より「ファームガーデンたそがれ」として就農。現在は「野育園」や「キッチンファーム」というコミュニティを作り、一般の方や子どもたちに向けて田畑を学び場として開いています。 そのなかで、みちるさんが目指すのは「農的な暮らし」。それはいったいどんなものなのでしょう? 今回は、その一つである「保存加工」を実践。夏にたくさん実るトマトでケチャップのつくりかたを教わります。 農家でなくても始められる「農的暮らし」に触れてみませんか?

季節の実り長く美味しく楽しむ!トマトケチャップ
講師:きくちみちるさん(潟上市)

日時:8月21日(日)
   午前の部 10:00-12:30
   午後の部 14:00-16:30

会場:秋田市文化創造館 1階 コミュニティスペース
参加費:3,500円(要予約/各部定員15名)
参加特典:トマトケチャップを美味しく食べるレシピ(会場での試食あり)
できあがったケチャップは保存瓶に入れてお持ち帰りいただけます

【第3回】「秋田の豆腐」をつなぐ。矢吹史子さんとさがす豆腐の楽しみ方

現在、秋田市には豆腐屋は4軒ほど。数年後には1軒もない……そんな未来が来てもおかしくないなか、秋田の豆腐文化をつなぐべく、この春より大豆生産者、加工業者、消費者をつなぐ「豆腐百景」というプロジェクトをスタートさせた矢吹さん。じつは、ご実家が豆腐屋なんです。
豆腐屋だからこその豆腐の美味しい食べ方を教わりながら、秋田の豆腐の今を紐解き「10年後もつづく美味しい豆腐」について一緒に考えていきます。

少しのアレンジでこんなに楽しい!豆腐の食べ比べ
講師:矢吹史子さん(秋田市)

日時:9月24日(土)
   午前の部 10:00-12:30
   午後の部 14:00-16:30

会場:秋田市文化創造館 1階 コミュニティスペース
参加費:3,500円(要予約/各部定員15名)
参加特典:ご自宅で楽しめる美味しい豆腐のお土産

主催・お問合せ:うましき umashiki.kitchen@gmail.com
共催:秋田市文化創造館