クロストーク
『太平山系 失われた石像』の謎
佐藤成樹 × 佐々木民秀
2025.7.5
写真集『太平山系 失われた石像』の制作秘話をうかがいながら、太平山の道しるべであり信仰心の結である石像の今昔について知る。太平山に登ることが生活にどんな意味をもたらすのかを知る。人の繋がりと大切なものの継承について知る。

開催概要
日時| 2025年7月5日(土)14:00~16:00
会場|秋田市文化創造館2階 スタジオA1
料金|無料
申込|予約フォームもしくは電話 (018-893-6424)までご連絡ください。
主催|秋田市文化創造館
写真集『太平山系 失われた石像』に収められた、太平山の登山道や廃道にある石像約100体のすべてを撮影したのは、昨年なくなられた畠山秀雄さんです。30年かけて撮りためました。
佐藤成樹さんは2021年7月、畠山さんと山中で出会います。その後、電話や手紙でアドバイスしてもらいながら、2023年春には石像ひとつひとつの所在を確認する旅を終えました。しかし、同年7月18日の記録的豪雨で太平山の懐は大きく変化し、否応なく再調査にあたります。
『太平山系 失われた石像』を刊行した佐藤成樹さんと、秋田の山に精通する佐々木民秀さんのお話とともに、太平山の登山道の今昔を、一歩一歩たどります。
※ 佐藤氏所蔵の「三吉さん」の掛け軸を展示予定です。
※『太平山系 失われた石像』を会場で販売いたします。

著者:佐々木民秀
発行所:山と渓谷社

著者:工藤武則
私家版

写真:畠山秀雄
解説:佐藤成樹
私家版
Profile
佐藤成樹(さとう なるき)
1972年、潟上市(旧天王町)生まれ。「太平山の古道」や「三吉信仰」を調査・研究するとともに「三吉さん」の御神影を中心に絵札(護符)や、「鳥海山」「社寺境内」の刷物など信仰関連資料を蒐集。2009年『昭和8年版 秋田市鳥瞰図』(吉田初三郎)を復刻出版。14年特別展「鳥瞰図にみる戦前の秋田〜大正の広重 吉田初三郎 まぼろしの原画を追って〜」(潟上市郷土文化保存伝習館)実行委員会代表を務める。19年企画展「山と生きる〜太平山の信仰と人々のくらし〜」(秋田県立博物館)に「三吉さん」関連の展示資料を貸し出す。日本山岳修験学会会員。
佐々木民秀(ささき たみひで)
1936年、秋田市太平に生まれる。55年秋田工業高校卒業後、本格的な登山をはじめ、長年にわたり組織登山による活動に専念する。やぶ山に精通し、県内の全630山をはじめてまとめあげ、1000メートル以上の山々を全踏破。主な著書に『東北の山』『日本の山1000』『新日本百名山』『日本三百名山』(共著/山と渓谷社)がある。日本山岳会永年会員・秋田支部顧問、秋田中央地区山岳協議会会長の要職を担い、太平山県立自然公園整備促進地域協議会委員としても活躍している。2016年度秋田県スポーツ功労賞受賞。
ポスターデザイン:牧野心士
主催・お問い合わせ
〒010-0875 秋田県秋田市千秋明徳町3-16
秋田市文化創造館
電話|018-893-6424 (9:00-21:00 / 火曜日休館 ※休日の場合は翌日)
メール|program@akitacc.jp (熊谷 / 勝谷)