秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

「未来の生活を考えるスクール」第11回

「未来の生活を考えるスクール」では、今よりちょっと先の生活を考えるためのトークイベントやワークショップ等を開催し、新しい活動のステップとなるような機会を目指しています。
2023年5月20日(土)には第11回「病いと祈り」を開催します。

第11回 「病いと祈り」

映画監督の光永惇さん、哲学・思想史研究者の小倉拓也さんをゲストに迎え、映画『寛解の連続』の上映とトークを行います。

「寛解」とは、病気の症状や徴候が一時的に軽快した状態、あるいは見かけ上、消滅して正常な機能に戻った状態のこと。『寛解の連続』は、躁鬱状態にありつつ独自の活動を展開する神戸市出身のラッパー・小林勝行の生の記録です。

リリックを書きつける、お経をあげる、詠む、歌うことで「とりあえずはなんとかやっていける」し、そのような行為自体が「なんとかやっていく」希求でもある。そもそも「病い」とはどのような状態を言うのか、なぜ病いが病いにされるのか、また、映画における「時間」や編集行為について、縦横無尽に語り合います。

*映画『寛解の連続』について
[2019/日本/112 分/DCP/カラー/16:9/ステレオ]
撮影・編集・監督:光永惇

■日時|2023年5月20日(土)14:00〜17:30
14:00-16:00 映画『寛解の連続』上映
16:15-16:30  光永さんトーク
16:30-16:45 小倉さんトーク
16:45-17:30 対談・質疑応答

■会場|秋田市文化創造館 スタジオA1

■定員|30名(要申込、先着順)
※【5月10日申し込み〆切】託児サービスがあります(要申込、先着順)。

■参加費|無料


○申し込み方法
参加をご希望の方は、下記のフォームもしくはお電話(018-893-6424)にてお申し込みください。

Profile

光永惇(みつなが じゅん)
1991年、東京都出身。立教大学在学中より映像制作をはじめ、2019年からは監督・制作した長編ドキュメンタリー作品『寛解の連続』の自主上映、ライブイベントの企画などを行う。その後、2021年より同作が全国のミニシアターで公開される。現在、次回作になるのかはよくわからないが、日常的にカメラを回している。

Profile

小倉拓也(おぐら たくや)
1985年大阪府生まれ。秋田大学教育文化学部准教授。博士(人間科学)。専門は哲学・思想史。美学や精神医学などの研究も踏まえて「形」や「リズム」の哲学に取り組んでいる
。著書に『カオスに抗する闘い――ドゥルーズ・精神分析・現象学』(人文書院)など。2021年より『秋田魁新報』文化欄にて「疾走する哲学」を連載中。


○問い合わせ先
秋田市文化創造館
電話|018-893-6424(9:00~21:00/火曜日休館 ※休日の場合は翌日)
メール|program@akitacc.jp

主催|秋田市文化創造館
イラスト|石川飴子
グラフィックデザイン|伊藤靖史(Creative Peg Works)