秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

認知症回想療法と8ミリフィルム
(8ミリフィルム上映+トークイベント)

2024.03.23

8ミリフィルムに刻まれた家族と街のものがたり

秋田8ミリフィルム・アンソロジーはこれまで4年間かけて県内の各家庭に眠っていた8ミリフィルムを収集する活動を行ってきました。収集したフィルムは、単に昔を懐かしむだけでなく、私たちの生活に何か役に立つのではないか?と考え、様々な活用方法を探っています。

今回は、秋田大学の浅野朝秋准教授と協働し、8ミリフィルム映像を使用した認知症回想療法への活用についての可能性を、実践を通して考ます。

開催概要

開催日2024年3月23日(土)14:00〜15:30
場所秋田市文化創造館 1階 コミュニティスペース
ゲスト浅野 朝秋/秋田大学 准教授
石山 友美/映画監督・秋田公立美術大学 准教授
参加無料(定員30名)※先着順・申込不要

秋田8ミリフィルム・アンソロジーは、これまでに収集してきた8ミリフィルムを現代においてどのように活用していくか、様々模索している最中ですが、その一つの活用方法として、秋田大学の浅野朝秋准教授と協働で、8ミリフィルムを使用した認知刺激療法の一つ、認知症回想療法の研究に取り組んでいます。

認知刺激療法はイギリスで開発されたエビデンスのある非薬理療法です。認知症患者にとって馴染みのあるモノや、昔の写真、映像、音楽等の様々な認知的刺激を提供することで、参加者どうしの会話を促したり、思考を促します。8ミリフィルムの映像を、みんなで見て、かつての記憶に想いを馳せてみることが脳に刺激を与えるのです。この研究について、浅野朝秋准教授にお話を伺いながら、実践として8ミリフィルムを使用した回想療法の一端をご紹介するとともに、認知症予防や介護する側の視点でお話を伺います。


Profile

浅野 朝秋(あさの ともあき)
秋田大学 准教授

1963年大館市生まれ。20代はシステムエンジニアとして勤務。その後、1998年に作業療法士資格を取得。10年ほど精神科病院および各種介護保健施設にて、主に認知症の方のリハビリテーション業務に従事。2012年秋田大学大学院医学系研究科 博士後期課程修了。現在、認知症の方向けの効果的なリハビリテーションについて研究中。

Profile

石山 友美(いしやま ともみ)
映画監督・秋田公立美術大学 准教授

1979年東京生まれ。カリフォルニア大学バークレイ校大学院、ニューヨーク市立大学大学院で建築、芸術論、社会理論を学ぶ。映画長編作に『少女と夏の終わり』(2012)、『だれも知らない建築のはなし』(2015)。その他、建築の記録映像作品など。2017年より秋田在住。秋田8ミリフィルム・アンソロジー代表。現在秋田で短編映画制作中。

主催・お問い合わせ
主催: 秋田8ミリフィルム・アンソロジー
akita8mmfilmanthology@gmail.com
Facebook:@AKITA8mmFilmAnthology
協力:秋田市図書館・秋田市文化創造館


イベント・プロジェクト

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[Pop-up Shop and Performance]cukoo × Keep Cities Wild

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