ワークショップ
書籍『〈わたし〉からはじめる地方論』からはじめる
「大きな言葉を紐解く対話」
2025.10.25

8月に英治出版より刊行された、国際教養大学准教授・工藤尚悟さんの著書『〈わたし〉からはじめる地方論』。「人口減少」「地域活性化」といった中央でつくられた言葉が力を持ち過ぎている。それら”大きな言葉”を、それぞれの地方に暮らす人たちが、実情・実感に基づいて、自らの言葉で語り直す必要があるのではないか、という視点から執筆された本書。今回は、その刊行記念イベントの一環として、そんな”大きな言葉”を紐解き、〈わたし〉たちの言葉を見つけていくための対話型ワークショップを開催します。ふだん仕事場や家庭で、何気なく使っている言葉について、捉え直してみませんか。
当日は、まずはじめに工藤さんより本の内容について30分ほど紹介をしてもらいます(なので事前に本を読了いただく必要はありません)。その後、その内容についての感想や違和感を覚えている言葉について書き出してみます。それをもとに、工藤さん自らの経験から考える「言葉の解きほぐし方」のステップにそって、参加者それぞれで「大きな言葉」を紐解いていくワークを行います。
今回のワークショップでは、参加者それぞれが〈わたし〉を見つけるきっかけとしての「書く」という行為を、みんなで集まってやってみたいと思います。ぜひご参加ください!
日時|10月25日(土)13:00〜15:00
会場|2F スタジオB
定員|30名
参加費| 大人 1,000円、学生以下 500円
※ 『〈わたし〉からはじめる地方論』を当日購入、または川添い・文化創造館1Fショップ・マチノミナトにて購入された方は500円引き!
申込|https://linktr.ee/book.n.weekend
◯こんな人におすすめ
・職場や学校で使われる言葉に違和感を感じている人
・まちづくりや地域おこしなどに関わっている、関わりたい人
・編集者やライターなど言葉を使って仕事をしている、したい人
◯書籍について ※秋田市文化創造館ショップにて販売中!

『〈わたし〉からはじめる地方論』(英治出版)
人口、産業、文化……縮小するなかで地域は何を持続していくのか?
都市と地方の二項対立から脱し、地域が自らの「言葉」で豊かさを語り直したとき、本当の意味での「地方創生」につながる──。秋田県五城目町で研究する「地域✕サステイナビリティ」の論客、20年の集大成。
◯登壇者・ファシリテーターについて

工藤尚悟(国際教養大学 准教授)
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(博士・サステイナビリティ学)。南アフリカ・プレトリア大学アジア研究センター客員研究員。専門は、人口減少時代の持続可能なまちづくり、南アフリカの農村起業家・地域研究。秋田と南アフリカの農村地域を行き来しながら、異なる風土にある主体の邂逅から生まれる“通域的な学び(Translocal Learning)”というコミュニティ開発の方法論の構築に取り組む。秋田県出身で、現在は同県五城目町をフィールドに地域社会のサステイナビリティを研究している。
主催・お問い合わせ
BOOK&WEEKEND FES 実行委員会
連絡先:book.n.weekend@gmail.com (担当:加藤)