秋田市文化創造館

イベント・プロジェクト

秋田市文化創造館ラジオ公開収録
「管啓次郎さんのお話〜白神山地を歩く」

2025.8.20

写真:管 啓次郎 

旅についての著作を数多く手掛けてきた詩人・管啓次郎さんが白神山地周辺の森や海岸部を歩くために秋田に訪れます。今回のイベントでは、管さんの視点から見える秋田・白神山地の姿や、「歩行」によって土地を知り、思考する方法についてお話しいただきます。フィールドワークと創作がどのように結びついているのか、その貴重なお話を伺う機会となります。
当日の様子は後日、秋田市文化創造館のspotifyアカウントにて配信予定です。


登壇:管啓次郎 (詩人、明治大学理工学研究科〈総合芸術系〉教授)
聞き手:中村絵美(秋田市文化創造館コーディネーター)

日時:2025年8月20日(水)16:00〜17:00
会場:秋田市文化創造館 1階コミュニティスペース
定員:30名(要事前申し込み)
参加費:無料 


撮影:はぎひさこ

管 啓次郎 (すが けいじろう)

1958年生まれ。明治大学理工学部教授(批評理論研究室)、同大学院理工学研究科<総合芸術系>で文化批評、映画論、文芸創作などを担当。リオタール『こどもたちに語るポストモダン』(1986)、マトゥラーナとバレーラ『知恵の樹』(1987)にはじまり、仏・西・英語からの人文系分野の翻訳者として30冊以上の訳書を手がけてきた。一方で『コロンブスの犬』(1989)以後、批評的紀行文・エッセーを多数執筆、『斜線の旅』(2009)にて読売文学賞受賞。初期著作からの選集『エレメンタル』は2023年に刊行された。2010年の第1詩集『Agend’Ars』以後、9冊の日本語詩集と2冊の英語詩集を発表し、20ヵ国以上の詩祭や大学で招待朗読を行なってきた。また2011年の東日本大震災をきっかけに小説家の古川日出男らと朗読劇『銀河鉄道の夜』を制作し各地で上演している。

主催・お問い合わせ:
〒010-0875 秋田県秋田市千秋明徳町3-16
秋田市文化創造館(指定管理者:NPO 法人アーツセンターあきた)
電話|018-893-6424(9:00-21:00 /火曜日休館 ※休日の場合は翌日)
メール|info@akitacc.jp



イベント・プロジェクト

【内容変更のお知らせ】みんなのはたけ「秋の収穫×落ち葉拾いまつり」

【内容変更のお知らせ】みんなのはたけ「秋の収穫×落ち葉拾いまつり」

日時:2025年12月20日(土) 15時30分〜
場所:1階コミュニティスペースN6,N7(キッチンのあるところ)
内容:創造館で8月から栽培していたさつまいもの試食を行います。

関係作りを学ぶ!現場で使える契約講座

関係作りを学ぶ!現場で使える契約講座

NPO法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(通称ON-PAM)では、文化庁からの委託を受け令和4年度から3年間「関係づくりを学ぶ!『現場で使える契約講座』〜舞台芸術関係者対象〜」を実施してきました。今年度も舞台芸術をはじめとするアートの現場に携わる皆さんが、創作の過程においてストレスのないコミュニケーションを行うための知識や方法を身につけるため、国内各地で模擬交渉ワークショップを開催します。更に、各地域の課題やニーズに応えるミニレクチャーも実施。これまで参加されたことのある方にもアップデートした内容となっています。

多様な立場からみた「適正な」契約関係を参加者の皆さんとともに考える講座です。どうぞご参加ください!

秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻展「湧水地点」

秋田公立美術大学ものづくりデザイン専攻展「湧水地点」

森は、無数の生命が互いに響き合う場です。 一本の木も、一本の菌糸も、単独では存在できず、関係の網のなかで生きています。 この「森」というモデルを通して、私たちはものづくりの根源にある共存と変容の哲学を見つめ直します。 秋田の森で育まれた素材と、スウェーデンの森に息づく思想。それらが出会い、交わるとき、地理や文化の境界を超えた生命の対話が生まれます。それは、素材が形を変え、価値が再定義されていく、創造の連鎖でもあります。 「湧水地点」は、異なる流れが出会い、新しい命を生み出す場所です。 私たちは、森のように多層的で、有機的で、そして不完全な美を受け入れながら、次の創造へと向かうエネルギーを、静かに育てています。