秋田市文化創造館パートナー2021
2021年度、秋田市文化創造館は
7組のパートナーと一緒に活動を行っています。
パートナーとは、書類・プレゼンテーション審査を経た
「秋田のまちをおもしろくする企画」を実践する団体。
主婦、会社員、学生、自営業など
さまざまな立場の人たちが、
スタッフ(前田優子、齊藤夏帆、島崇)と
一緒に企画を磨き上げています。
日々どんな活動を行っているのか紹介します。
04 酒泡酒泡クラブ
4組目に紹介するパートナーは、「酒泡酒泡クラブ」。
「酒泡酒泡」と書いて、「しゅわしゅわ」。お酒が大好きで踊るのが大好きな越高順子さんが、「秋田で大盆踊り大会を開きたい!」と立ち上げた団体です。
2021年12月18日(土)に、秋田市文化創造館で、「大忘踊(だいぼうおどり)大会」の開催を予定しています。
パートナー事業を通して越高さんが描いた夢がどう変化してきたのか、聞きました。
秋田で大盆踊り大会を開きたい
越高 「酒泡酒泡クラブ」は、パートナー事業に応募するために立ち上げた団体です。
名前は大好きなビールの泡から連想して考えました。
齊藤(スタッフ) ネーミングセンスがいいですよね。応募書類が事務局に届いたとき、スタッフがざわついていました。
越高 2-3年前に、東京のビルに囲まれた屋外で、数百人が集まって盆踊りをしている映像をテレビで見たんです。
「楽しそう! 私もこれを秋田でやりたい!」ってずっと思っていました。
その番組では、TRFさんの『EZ DO DANCE』で盆踊りをしていて、サラリーマンの方が仕事帰りにふらっと来て、ビールを飲みながら踊って、「また明日もがんばる」って帰っていくシーンが流れていました。
すごくいいなって思ったんですよね。
私も踊ることが好きだったので、秋田でこんなイベントができたら楽しいだろうなって。
そこから、盆踊りって輪になって踊るから、ソユースタジアム(八橋陸上競技場、秋田市)の400メートルトラックの真ん中に櫓(やぐら)を建てて、櫓の周りで大人数で踊ったら楽しいビックイベントになるな、屋台村もつくって、帰省客の多いお盆にシャトルバスも運行して、TRFも呼んでって、夢のアイデアがたくさん出てきて……
でも、実現するためには誰とどうつながって何をすればいいかわからなくて、その話を、職場や友人など、いろんなところでずっとし続けていました。
そうしたら、ある日職場の人が、「秋田のまちなかをおもしろくする活動の企画、募集中」と書かれたチラシをもってきてくれたんです。これに応募してみたらって。
「2名以上の団体であること」が条件だったので、友人の長谷部さんに声をかけて、まずはふたりで酒泡酒泡クラブを結成しました。
アイデアをできる形に
齊藤(スタッフ) プレゼンテーション審査が通って、パートナーになってからは、5月に細かくミーティングを重ねましたね。
長谷部 パートナーとしてのサポートは、すごく助かっています。(越高さんから)アイデアはたくさん出ますが、「実際どこまでやるか」を整理してくれたり、アドバイスをくれるので、だからこそ問題も見つかって検討し直すことができます。
齊藤(スタッフ) 当初は、お盆の時期に盆踊り大会を開催する予定でしたが、日程を変更しましたね。
長谷部 時間がなかったこともありますし、コロナでイベントが難しかったこともあって、話し合っているうちに、12月の「忘年会」とミックスして「盆踊り大会」をやってみたらどうかって、「大忘踊大会」ってイベント名が決まったんだよね。
齊藤(スタッフ) 会場も、ソユースタジアムは規模が大きすぎて、お金もかかるし、今回は難しいよねという話をして、それであれば、ソユースタジアムでの開催は、「今後の一番大きい目標」として掲げて、そこにたどり着くための「練習」として、今年は文化創造館で盆踊り大会を開催してみることになりました。
越高 館内を下見して、2FのスタジオA1をメイン会場として使用することに決めました。この場所に櫓があったらいいなって思ったんです。
齊藤(スタッフ) 3FのスタジオA3からはスタジオA1を一望できるので、3Fに飲食スペースや休憩所があったらいいなと思ったんですよね。
越高 スタジオA1は、提灯を上から吊り下げられるのもいいなと思いました。
当日は、紅白の垂れ幕も町内から借りて装飾する予定です。
提灯も、当初は手づくりかなと思っていたのですが、借りられることになりました。
齊藤(スタッフ) 「ここから借りられるよ」「これができるよ」って、すぐに協力してくれる人が現れるのがすごいなって思います。今までいろんなことを通してつくってきた人脈が酒泡酒泡クラブさんの強みですよね。
越高 友人だったり、友人の友人だったり。「大忘踊大会」のチラシとポスターも、メンバーのひとりがつくってくれました。当日音響を担当してくれるメンバーは、休憩中に上映する映像をつくってくれています。
長谷部 仲間になった人が新しい人を連れてきてくれるので、メンバー同士ははじめましての人が多いんです。三浦さんとも酒泡酒泡クラブの活動で友人になりました。
越高 (私は)ただのんべえなだけなんです。自分が楽しく飲むことが目的で。
長谷部 純粋に飲んで楽しもう、踊って楽しもうがエネルギー源だもんね。
越高 私が「こういうことをやりたい」と言うと、「秋田のことを盛り上げようとしている人がいるなら、応援したい」って集まってきてくれる人がたくさんいるんですよね。
まだまだメンバー募集中!
越高 今は、当日一緒に踊ってくれるメンバーと、イベント運営を手伝ってくれるボランティアスタッフを募集しています。11月からは週1回、市内のコミュニティセンターで練習中です。
齊藤(スタッフ) 活動の宣伝も兼ねて、いろんなコミュニティセンターを周って、いろんな地域の人に参加してもらうことにしたんですよね。
長谷部 各所でチラシも置いてきてね。
越高 文化創造館では、11月27日(土)に、はじめて練習会を開催します。参加者募集中です!
長谷部 民謡の『ドンパン節』や『炭鉱節』のほか、『EZ DO DANCE』はもちろん、荻野目洋子さんの『ダンシング・ヒーロー』などJ-POPもあって楽しいですよ。
ボン・ジョヴィの『Livin’ On A Prayer』とか、秋田米新品種の「サキホコレ」のためにつくられた『サキホコレ音頭』でも踊ります。
齊藤(スタッフ) バラエティに富んでいますよね。
長谷部 (越高さんと参加している)よさこいサークルでもそうなのですが、私は疲れていても練習に行こうって思っちゃいます。踊ってスッキリするので。
三浦 私はあまり踊れない人なんですけど、盆踊りは、そんなにハードでもなく、簡単すぎるわけでもなく、ちょうどいいです。
長谷部 帰って飲むビールがおいしいよね。
三浦 程よい疲労感。繰り返しですし、頭もそんなに使わないので、覚えられなくても周りを見ながら手軽に踊れます。
越高 だから、小さい子からお年寄りまでウェルカムなんです。いろんな人に来てほしくて。
盆踊りは、小さい頃から、地元の秋田市勝平でも、父親の実家の五城目町でも、母親の実家の秋田市土崎でも参加していて、馴染みがあったんですよね。
大人になって一度離れましたが、子どもが産まれて町内の盆踊りに参加したらやっぱり楽しくて。
最近は開催日数が減ったり、やめてしまった町内もあるから、この機会に、みんなで楽しく踊りたいなと思っています。当日の飛び入りも大歓迎です!
練習会へ参加希望の方は、酒泡酒泡クラブのSNS (Twitter/Instagram /Facebook)をチェックしてください。
『大忘踊大会』は、2021年12 月18日(土)、秋田市文化創造館スタジオAで開催します。
踊りのレクチャーの時間もあるほか、ゲストによるパフォーマンス、飲食店の出店も予定。踊ってよし、飲んでよし、休んでよし。「楽しみたい!」という純粋な夢の元にできあがるイベントに仲間入りしませんか。
(取材:佐藤春菜 撮影:秋田市文化創造館)
information
秋田市文化創造館パートナー2021
04 酒泡酒泡クラブ
活動内容
●大忘踊大会 |
日時 2021年12月18日(土) 11:30-20:00 |
会場 秋田市文化創造館 スタジオA |
入場料 無料 |
web https://akitacc.jp/event-project/211218/ |
問合せ club.jun2018@isoftbank.jp(越高) |
▼曲目(予定) |
-EZ DO DANCE -Lavin of player -ダンシングヒーロー -ドンパン節 -炭坑節 -秋田節 -郡上踊り -きよしのズンドコ節 -サキホコレ音頭 -うらじゃ -東京音頭 -マイムマイム |
▼ゲスト |
-西馬音内盆踊り愛好会 灯乃会 -アンリミテッドカラー |
▼出店者 |
酒泡酒泡クラブのSNSで決まり次第告知 Twitter https://twitter.com/jun11237 Instagram @shu_wa2020 Facebook https://fb.me/e/KQAjGDYv |