まちなかでカタルバーを開催するための会議
レポートvol.2
日時:2024年10月13日(日)17:30〜18:30
主催:秋田市文化創造館
秋田市文化創造館では、カタルバーの仕組みをより多くの方に活用いただけるよう、また創造館以外のまちなかや他の施設でも、誰もが主体的にカタルバーを開くことができる仕組み(オープンソース化)を検討しています。
これに際して、これまで一日店主を務めた皆さんと“まちなかでカタルバーを開く仕組みを考える”カタルバーを3回に分けて開催します。
今回は第2回目の様子をレポートします。
Step1 前回挙がった意見を整理して共有
前回は「カタルバーの良いところ、好きなところ」というテーマを設け開催しました。会議の中で特に印象的だった3つの意見を取り上げ、スタッフが整理し、こんな考え方をしたらどうだろう?と提案をしてみました。
1.「どんな場所でもできる」という条件だと不安
まちなかに語る場が広がることは、風景をつくることにつながると捉えることができるかも。見える場所、誰でもアクセスできる場ですることを条件としてみるのはどうか?
参加者からの反応
・天気の関係で屋内で開催する場合もあるだろう。その際もガラス張りのカフェや少なくとも個室にはならないお店で開催した方が良いと思う。
・オープンであっても道路を占有するような場所は制限が必要。
2.まちなかで開くカタルバーは、語る場or挑戦する場、どっち?
創造館で行うカタルバーとまちなかで行うカタルバーは店主の挑戦度が違う。
どちらも語る場であり挑戦する場だが、まちなかのカタルバーは挑戦のレベルが上がる。
参加者からの反応
・無理に定めなくてもそれぞれの店主が決めれば良い。
・カタルバーの目的を共有することが大切。
3.創造館以外の場所で開催する場合は、参加費が取れないと限定するのは厳しいかも。
参加者から料金をとる場合は会場費やお菓子代などとトントンになるくらいであれば徴収しても良いのかも。もちろん無料でも。
参加者からの反応
・参加費をもらえるのはありがたいが、会計報告的なことは必要?
スタッフからの回答:あくまで主催者の判断で行うものなので、創造館への報告は不要。
Step2 本日のテーマ【文化創造館から提供してほしいリソースは?】をみんなで考えます。
▼事前アンケートで回答いただいたもの
※一部抜粋
・カタルバーのれん
・チラシ作成のためのデザインフォーマット
・ツイッターとかインスタの情報拡散を公式アカウントで複数回やってくれると嬉しい
・カタルバーの名前でくくってもらうこと
・過去のカタルバーのテーママップ
・うまくいかなかった時の「ドンマイ」っていうちょっとしたなぐさめ
などなど
前回同様2グループに分かれ、アイデアを出し合っていきます。
Step3 話したことの共有
グループでの話し合い終了後、代表者からそれぞれのグループで挙がった意見を発表します。
・カタルバーを開きやすい施設をリストアップしたものがあったら良い!
・協力施設の紹介
・やっぱりチラシは大切。フォーマットをいつでも誰でも使えるように文化創造館のウェブサイトからダウンロードできるようにしてほしい。
・カタルバーをやってみた報告書があると他の店主の声や感想を共有できるのではないか。
・全国で開催されるカタルバーの一覧。ウェブ上で見れるようになっていると良い。
・開催にあたってのQ&Aのまとめ。
・カタルバーキット(のれん、看板、イラスト)。ぱっと見てカタルバーが開催していることがわかるようにこれまでのイラストを引き続き使いたい。
今回は前回挙がった意見を受け止めてのルール設定の共有、また具体的なアイテムについて話し合いました。チラシのフォーマットや開催情報の一覧など、広報活動に役立てるアイテムやリソースを求める声が多かったです。
次回は開催の手引きや提供するデータなどを仮で作り、話されたことを具現化していきます。
また、12〜1月にかけてプレ実施をしていく予定です。
編集|白田 佐輔(秋田市文化創造館)